2018年8月31日金曜日


9月の旬
     プルーン              
 薬剤師 橋本紀代子
プルーンはスモモの仲間で、「セイヨウスモモ」とも呼ばれます。スモモは大きく分けて三つ。日本スモモ、ヨーロッパスモモ、アメリカスモモがあり、プルーンはヨーロッパスモモに分類されます。世界のプルーンの7割はカリフォルニア産で、ドライ(乾燥)プルーンとして、年間2万トン(約30億円)も日本に輸入されています。
 日本で栽培されるプルーンの7割は長野県産で、おもに生食用として流通しています。品種は晩生種のサンプルーンがもっとも多く栽培され、シュガー、スタンレイなどが続き、8~10月に収穫されます。追熟(一定期間貯蔵して完熟させること)すると少し軟らかくなり、甘味が増します。
 紫色の皮には、抗酸化作用のあるポリフェノール「アントシアニン」が含まれます。鉄分やビタミンB群、葉酸、ビタミンCなど、貧血予防の栄養素が多く含まれています。甘味のもとのソルビトールや食物繊維には、便秘予防の効果があります。カリウム、β-カロテン、血流を改善するビタミンEも豊富です。

おいしい食べ方
 生のプルーンは皮ごと切って、そのままサラダやジュースに。皮をむいて食べやすい大きさに切り、冷凍してシャーベットに。ペースト状のものは、水やお湯で割って飲みものに。バナナや牛乳、または豆乳と一緒にミキサーにかけ、スムージーにもできます。酢のものに混ぜると、ひと味違います。
 ドライプルーンはよく潰し(ペーストでも可)、みそ、酒、ニンニクを混ぜてたれを作り、プルーンと相性が良い鶏肉をひと口大に切って漬け込み、オーブンやフライパンで焼きます。ドライプルーンは刻んでパンやスコーンなどに練り込んでも。
【「食べもの通信」9月号より転載】