ヒロシマ‣ナガサキ‣ビキニ‣フクシマを結ぶ
「非核の火」碑前祭 TV放映
境内に設置されたモニターで、広島平和記念式典を視聴し、8時15分に黙祷。
碑前祭のオープニングは、鎮魂の尺八演奏。共同代表(代理)の井田玲子さんが被爆80年の取り組みを強調し開会あいさつ。続いて、伊藤達也共同代表が「日本国民の73%が核兵器禁止条約に参加すべきとしているが自公政権は拒否。唯一の戦争被爆国民として一日も早く禁止条約を批准するよう一層声を大きくしていきましょう」と訴えた。
広島市長、長崎市長、八女市長(ヒロシマ原爆の火が灯る町)、地元の楢葉町長、日本被団協、日本原水協、日本平和委員会のメッセージ紹介。
続いて、東京から41人で参加した合唱団「この灯」の合唱。ヒロシマ原爆の火を故山本達雄さんが故郷・星野村(現八女市)に持ち帰り、家族で灯し続け、のちに「平和の火」として村が施設をつくり灯し続けた「灯」をうたったカンタータ「この灯を永遠に」(作詞・作曲 安藤由布樹)の9章・10章、アメイジング・グレイス等など歌い、感動を持って受け止められた。
つどいは、NHKなどテレビ3局が取材し放映された。
前日には、伝言館(宝鏡寺に立地)事務局長の丹治杉江さんの案内で被災地視察。莫大な国家予算を投入し、産業団地や駅前再開発が進む一方で、無人の家が広範囲に点在。居住者は双葉町では184人(以前の2.5%)、浪江町2274人(10.6%)で、居住者は原発作業員も多いとのこと。バスの中でも放射線量は2~3マイクロシーベルト(μSv/h)で 外は5~7μSv/hなど高い地域も各所にあった。ちなみに東京・新宿では0.035μSv/h程度で現地は東京の約百倍ぐらい。高線量で立ち入り禁止の広大な地域もある。
政府が、2月に閣議決定した第7次エネルギー基本計画は、「原発依存度を可能な限り低減する」との方針を大転換し、原発の最大限活用を打ち出した。改めて福島原発事故の現状を理解することは極めて重要となっている。
伝言館には豊富な資料が展示され、外国人や若者なども訪れている。館案内や被災地視察などは、丹治さんにご相談ください。「伝言館」はネットで検索できます。
丹治杉江さん090-7797-4673
メール:ran1953@sea.plala.or.jp
今井文夫(東京革新懇事務局長・合唱団「この灯」団員)
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