大きな感動よんだ
第24回真夏の夜の平和コンサート
8月29日夜、国分寺市立いずみホールで、三多摩革新懇の第24回真夏の夜の平和コンサートが開かれ、310人の参加で成功しました。
戦後・被爆80年にふさわしい企画で
このコンサートは、例年8月に、「三多摩から平和の願いを込めて」開いてきたものです。ただ、コロナ禍のため2020年から4年間の中断を余儀なくされた後、昨年再開しました。
今回は、日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、戦後・被爆80年の節目の年にふさわしいものにして成功させようと実行委員会で繰り返し議論し企画を練り上げました。
その中で、第1部は昨年末日本共産党文化後援会の集まりで宮田耕八朗さんの力強い尺八の響きに圧倒されたという、実行委員で青年劇場の亀井幸代さんの提案で宮田さんにお願いしました。当コンサートでは初の邦楽でお客さんを呼べるか不安の声も出ましたが、宮田さんの声掛けで箏の大畠菜穂子さんとの共演が決まり、亀井さんの呼びかけで原爆詩の朗読を前進座の浜名実貴さん、青年劇場の八代名菜子さんの3人で行うことに決まりました。
第2部は実績ある三多摩青年合唱団のうたごえで、平和への思いを広げていこうと決まりました。
こうして迎えたコンサートは感動的でした。第一部の第1曲は、尺八と箏の演奏で、宮田さん作曲の「みずほのうた」。農村の実り豊かな原風景と国のノー政への怒り、農民の思いを込めた名曲です。第2曲は同じく宮田さん作曲の「キビタキの森」。自然豊かな森に暮らす鳥のさえずりや羽ばたきを尺八のカデンツァで表現した、これも名曲で実際に森にいるかのような感じを味わえました。続いて、八代名菜子さん(青年劇場)、浜名実貴さん(前進座)、亀井幸代さんによる原爆詩の朗読は被爆者の魂が宿ったような感情豊かな表現に涙が溢れました。
第2部の三多摩青年合唱団の美しいハーモニーには歌う喜びがあふれていて素晴らしかったです。終わりにみんなで歌った「青い空は」に、この日の参加者の万感の思いが込められていました。
今後に生かすために
終演後、アンケートが55人から寄せられました。これは地域革新懇の再建など今後の活動に生かしたいと思います。(斎藤隆コンサート事務局長 )
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