ドキュメンタリー映画『OKINAWA1965』
2017年、沖縄は日本へ復帰して45年の節目を迎えました。沖縄の人たちは、基地なき平和な沖縄を目指して、「非暴力」を提唱し、平和運動を続けてきました。しかし、この50年、何が変わったというのでしょう。高江、辺野古の問題、そして昨年の20歳女性の殺害事件……。度重なる基地問題に暗澹たる気持ちになってしまいます。「戦争なき、平和な国への復帰」が、本来の本土復帰の目的だったはずなのに、実際は皆さんが知る通りです。
そんな今、沖縄の基地問題と本土復帰にかけた沖縄の人たちの想いを記録、検証したドキュメンタリー映画『OKINAWA1965』(監督/都鳥伸也、ナレーター/小林タカ鹿、製作/ロングラン・映像メディア事業部)の製作が進行しています。米軍による強制土地接収とたたかい、沖縄のガンジーとして知られる阿波根昌鴻さんが提唱した“非暴力”の平和運動。憲法9条の尊さを説き続けた元・海兵隊員アレン・ネルソンさん。1965年に行われた祖国復帰行進の最中に米軍トラックによる少女轢殺写真を撮影した嬉野京子さんなど、復帰前の沖縄にフォーカスを当て、挫けることを知らない沖縄の人たちが、未来をどのように切り拓こうとしているのか? それを映画のテーマとして、沖縄をキャメラを通して見つめます。
沖縄は、国内最大の地上戦が行われ、今でも基地と密接に関係している場所だからこそ、“いのちの大切さ”や“他者への思いやり”を語り掛けてくれています。憲法9条の価値が改めて問い直されている今、『OKINAWA1965』はもはや沖縄問題を超えて、日本全体で考えなければならない、平和への想いがたくさん詰まったドキュメンタリー映画です。
今年12月10日に開催される東京母親大会での特別先行上映も決定し、一刻も早い完成が期待されています。
現在、作品の完成と全国上映に向けて、製作協力金一口5000円を募っております。目標は総製作費の600万円です。6月15日現在で3,058,500円の協力金が全国から集まっています。ぜひ、みんなで力を合わせてこの映画を成功させましょう。
※ドキュメンタリー映画『OKINAWA1965』製作協力金についてのお問い合わせは0197-67-0714(ロングラン・映像メディア事業部)へ。
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