5月の旬
ヤングコーン
薬剤師 橋本紀代子
トウモロコシの幼果(ようか)を摘み取ったもので、ベビーコーンとも呼ばれます。太さは1㎝ほどで長さは5~10㎝です。
甘み、香り、歯触りが特徴で、薄い皮やひげも食べられます。旬は5~6月です。
以前は輸入品か缶詰でした。国産品が出回るようになったのは1980年ごろからです。生産量が多いのは北海道で、千葉県、茨城県が続きます。なんといっても地元産は鮮度が良いので、おすすめです。
トウモロコシの原産地は中南米。コロンブスの時代にヨーロッパに渡り、中国を経由して日本に導入されました。
疲労回復に役立つビタミンB₁、皮膚や粘膜に良いビタミンB₂、胎児の成長に欠かせない葉酸などのビタミンB群のほか、ビタミンCやEも豊富です。
カリウムはむくみ解消に効果的です。カロリーはトウモロコシの3分の1で、便通を整える食物繊維も多く含まれています。
おいしい食べ方
皮とひげを取り除いたら、1ℓの熱湯に小さじ1の塩を加えた鍋に入れ、3~4分ゆでてざるにあげます。サラダや冷やし中華のトッピングにしましょう。
皮を2~3枚残し、ひげをアルミホイルで包みます。グリルで外皮が焦げる程度に約7分焼き、しょうゆを垂らすと香ばしい香りがします。
みじん切りにしたニンニクを油で炒め、ヤングコーンにスナップエンドウ、ベーコンを加えてさらに炒め、塩こしょうまたは
バターしょうゆで味を付けても。
薄皮に切り込みを入れて粉チーズを振りかけてオーブンで焼いたり、薄皮やひげを付けたまま天ぷらや肉巻きにもできます。
ひげはサッとゆでてから冷水に浸し、水気を拭き取ってから食べやすい長さに切ります。マヨネーズにごま油を垂らしていただくと、味が引き立ちます。ひげ入りスープも美味です。
【「食べもの通信」5月号より転載】
