2020年7月23日木曜日


        8月の旬
       シークヮーサー


              薬剤師 橋本紀代子
和名は「ヒラミレモン(平実檸檬)」。沖縄県では「シークワーサー」「シイクワシャ―」「大宜味(おおぎみ)クガニー」など、100種類ものよび名があります。
 強い酸味と爽やかな香りが特徴で、日本に40種類ほどある香酸柑橘の一つです。温州ミカンのような形で、果皮の色は緑、直径は35㎝、重さは2550gほどです。皮は薄く、ほとんどの品種に種がたくさん入っています。熟すと果皮は黄色になり、実は甘酸っぱくなります。
 原産地は沖縄県、台湾など。国内で流通しているものは、ほとんどが沖縄県産です。沖縄の特産品でおもに大宜味村、名護市、本部町で栽培されています。
 ビタミンB1とビタミンCが含まれています。フラボノイドの一種「ノビレチン」「タンゲレチン」は血圧や血糖値を下げ、肝臓の解毒作用を強くします。夜間頻尿やがん抑制の効果も研究されています。ノビレチンなどは皮に多く含まれるので、果汁は皮ごと搾りましょう。
 漢方では、気の流れを良くし、胃腸を整え、精神を安定させる効果があるとされています。
おいしい食べ方と保存方法
 810月に出荷される「青切り」は刺身、焼き魚、から揚げなどに添えます。酢のものの酸味付けにも適しています。しょうゆと合わせればポン酢に。スライスして水道水に浮かべると、水がおいしくなります。
 1012月に収穫されるものはジュースにします。焼酎、ウイスキーなどの酒に混ぜると美味です。12月以降に収穫される完熟果は甘味があるので、ミカンのように食べられます。
 保存はポリ袋に入れて冷暗所で2週間ほど。果汁を搾って製氷皿に入れて凍らせると、長期間保存ができます。
 完熟果を丸ごとポリ袋に入れて冷凍すると、半年は保存できます。使うさいは自然解凍で。
【「食べもの通信」6月号より転載】


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